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桜井 淳; 中沢 正治*
シミュレーション, 22(4), p.248 - 253, 2003/12
本解説では、連続エネルギーモンテカルロコードMCNPの概要及び基礎放射線シミュレーション法,分散低減法の代表例としてウェイトウインドウ法,応用例,研究課題について記述している。計算の相対誤差は、臨界固有値問題で0.1%、一般固定線源問題で2-3%である。
玉田 正男
応用物理, 72(4), p.453 - 456, 2003/04
放射線グラフト重合法は既存の基材ポリマーに目的とする機能を導入することができる優れた手法である。基材ポリマーに放射線を照射して活性種を作成し、グラフト重合を行うが、その手順により、同時照射法と前照射法がある。前照射法はホモポリマーの生成が少なく、照射とグラフト重合の過程が分離できるため、工業化には有利である。金属とキレート結合する官能基を導入することにより、高い選択性有する金属捕集材を作製することが可能となる。作製した捕集材について、海水中の有用金属捕集や排水中の有害金属除去へ応用した例について記述した。
阪井 英次
電気評論, 7, p.632 - 637, 1982/00
放射線の定義、放射線検出器開発の歴史、放射線検出器の種類、気体電離箱、比例計数管、ガイガーミュラー計数管、ヨウ化ナトリウムシンチレーション検出器、ビスマスジャーマネートシンチレーション検出器、シリコン検出器、ゲルマニウム検出器、化合物半導体検出器の原理、現状とそれらの応用例を述べた。
中村 義輝; 田中 隆一
JAERI-M 5976, 25 Pages, 1975/02
線照射施設におけるコバルト・ガラスを用いた実用的な線量測定法について研究した結果を本報にまとめた。放射線着色のFading効果に対する補正は、吸光度変化の実測値、実験的に決定されたFading、照射時間、および照射終了後測定するまでの時間に対する経験式として与えられた。Fadingに対する温度の影響は0~50Cの温度範囲でほとんど無視できる。Fading効果の補正式を用いて、線量算出のための経験式がつくられた。この経験式により線量は10~10Rの範囲にわたり約2%(S.D.)の再現性で決定できることがわかり、その測定精度について検討した。照射済試料は500Cで熱処理することにより十分再利用が可能なことがわかった。照射線量分布、深部線量分布への応用例、他の積分型固体線量計との比較、測定の実用的手法などについても述べた。
Harjo, S.; 川崎 卓郎; Gong, W.; Mao, W.; 相澤 一也
no journal, ,
TAKUMIは、材料工学や機械工学に関わる材料研究のための飛行時間型中性子回折装置であり、J-PARCの物質・生命科学実験施設のBL19に設置されている。TAKUMIでは、金属構造部品内の残留応力測定のみでなく、応力の測定に加えて集合組織,転位密度,相変態などの金属組織の情報を抽出するための実験がよく行われている。本発表では、TAKUMIの現状、最新の試料環境装置、及び2020-2021年の成果のハイライトを紹介する。